1月2日「書き初め」
1月2日は書き初めをおこなう日です。書き初めは、新年になって初めて毛筆で字や絵を書くことを指します。書き初めを表す言葉は多くあり、試毫(しごう)、試筆/始筆(しひつ)、筆始/筆始め(ふではじめ)、初硯(はつすずり)などがあります。他にもまだいくつかあります。
書き初めについては、子供時代には書くこともありましたが、大人になってから書いたことはありません。そもそも振り返ってみれば、大人になってからは、年始の行事と言えば初詣と年賀状ぐらいしか経験していないような気がします。
年中行事をあまりおこなわないのは、心に余裕がないせいかもしれません。季節のそれぞれにイベントをおこなうには精神的な余裕が必要です。また、そうした行事を一緒にこなす人間関係も重要になります。
書き初めは、元々は宮中で行われていた儀式でしたが、江戸時代以降は庶民にも広まったそうです。現代では俳句の、新年の季語にもなっています。
よくよく考えれば、こうした季語になるような言葉を、どれだけ体験しながら日々を送っているのだろうかと思います。せっかく日本には四季があり、その季節に応じた行事があるのに、最近はそうした行事を無視していたなと反省しています。
季節の行事をおこなうと、頭の切り替えにもなります。煮詰まっていた思考をリセットして、フレッシュな気持ちで仕事にのぞめます。書き初めのような年中行事に、もう少し触れていくべきだなと思いました。
スピーチ作例
1月2日1
文字数:618文字
想定時間:2分3秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。