12月5日「アルバムの日」
12月5日は「アルバムの日」です。フエルアルバムをはじめとして、製本、シュレッダーなど情報整理製品の総合企業であるナカバヤシ株式会社が制定しました。
1年最後の12月は、その年の思い出をアルバムにまとめる月。そして「いつか時間が出来たら」「いつか子どもが大きくなったら」「いつか…」と後回しにされることなく、アルバムづくりをしてもらいたいとの願いを込めて、その5日(いつか)を記念日としました。
子供時代、台紙に糊がついているアルバムを、親がよく利用していました。時代が下り、ポケットアルバムが多くなり、今では、スマートフォンのギャラリーが、昔のアルバムの代わりを果たしています。
カメラがデジカメに、そしてスマホに取って代わられたように、アルバムもパソコンやスマホに移行しているのだと思います。
アルバムという語は、ラテン語の「albus」(白い)に起源があります。
古代ローマで、執政官の名前や議事録などを記して公示した白い石板が、名詞形の「album」(アルブム)と呼ばれたことから、関連するさまざまなものを記録にまとめたものを指すようになりました。
19世紀後半、紙焼き写真の一般化とともに写真用アルバムが普及しました。
アルバムという言葉は、音楽でも使われています。「関連するさまざまなものを記録にまとめたもの」という概念が、白い石版という枠を離れて、利用されているのでしょう。
言葉は時に、元の意味を超えて、用途が広がります。それは、その根底に根源的な意味が隠されているからです。言葉や物事の本質を見抜き、その概念を拡張する。そうした柔軟な思考方法を身に付けていきたいものです。
スピーチ作例
12月5日1
文字数:709文字
想定時間:2分21秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。