2月20日「アレルギーの日」
2月20日は「アレルギーの日」です。この記念日は、日本アレルギー協会が1995年に制定しました。1966年のこの日、免疫学者の石坂公成(きみしげ)・照子(てるこ)夫妻が、ブタクサによる花粉症の研究からアレルギーを起こす原因となる免疫グロブリンEを発見したことを発表しました。このことで二人は、世界のアレルギー研究に大きな突破口をもたらしました。
私自身については、アレルギーは毎年春と秋の花粉症で悩まされています。目がかゆくなり、くしゃみが出て、鼻水が止まらなくなります。仕方がなく、病院に行って薬をもらってしのいでいます。はじめは春だけだったのですが、徐々に秋も出るようになり、四つの季節のうちの二つがアレルギーの期間になっています。
アレルギーという症状は、人間の体に起きているバグみたいなものだと思います。
石坂夫妻が発見した免疫グロブリンEは、免疫グロブリンの一種です。免疫グロブリンは、アルファベットが付いたいくつかの種類があります。免疫グロブリンGはヒト免疫グロブリンの70から75%、Mは10%、Aは10から15%です。免疫グロブリンDは1%以下で、免疫グロブリンEは0.001%以下と極小です。
この免疫グロブリンEが抗原と反応するとヒスタミンの分泌が起きます。ヒスタミンは、気管支喘息やアレルギーの原因になります。
免疫グロブリンEのように、全体から見るとごく少数でも、全体に大きく作用するものがあります。そうしたものの特定はなかなか困難です。地道な調査や研究が、こうした微細な問題を解決していきます。
私自身も仕事にのぞむ上で、免疫グロブリンEのような細かな部分に目を配っていきたいと思います。
スピーチ作例
2月20日1
文字数:719文字
想定時間:2分23秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。