11月27日「ノーベル賞制定記念日」
11月27日は「ノーベル賞制定記念日」です。1895年のこの日に、スウェーデンの化学者アルフレッド・ノーベルが、自分がダイナマイトで得た財産を人類の平和に寄付するという遺言状を書いたことに由来しています。
幸いなことにノーベル賞は、私が人生を送る時期に、日本で多くの受賞者を見ることができました。
しかし、基礎科学力を削ぎ落とす政策を、政府が取り続けたことで、今後どんどん先細りになるため、暗澹たる気持ちにさせられます。
アルフレッド・ノーベルは、ダイナマイトをはじめとする様々な爆薬の開発・生産によって巨万の富を築きました。
1888年、彼の兄が死んだ際、フランスの新聞がアルフレッドが死去したと取り違え、「死の商人、死す」という見出しとともに報道しました。
彼は死後自分がどのように記憶されるかを考えるようになり、総資産の94%をノーベル賞のために残すことを決めました。
遺言には「安全な有価証券に投資し、継続される基金を設立し、その毎年の利子について、前年に人類のために最大たる貢献をした人々に分配する」とありました。
利子だけで、それだけのことができるというのは、正直羨ましいです。それとは別に、死後の評判を気にするというのは、兵器メーカーを率いていた人間としては、繊細な部分があったのだなと感じさせられます。
人間、年を取れば、死後の評判を気にするようになるのでしょう。それは、自分の行いに対して、迷いを生じるからだと思います。そうした迷いのない人生を送れればよいなと思います。
スピーチ作例
11月27日1
文字数:658文字
想定時間:2分11秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。