2月14日「世界最初の電子計算機ENIACが公開された日」
2月14日は、世界最初のデジタル電子計算機ENIAC(エニアック)が公開された日です。1946年のこの日、アメリカで開発された黎明期の電子計算機Electronic Numerical Integrator and Computer――ENIAC――が、ペンシルベニア大学で公開されました。
このENIACは、1万7千個以上の真空管で構成されており、幅30メートル、高さ2.4メートル、奥行き0.9メートル、総重量27トンという巨大さだったそうです。
電子計算機は、当時は巨大なものでしたが、今では非常に小さいものになりました。電卓はカード型のものがありますし、スマホの一機能として計算機は入っています。何よりスマホが巨大な汎用電子計算機になっています。
自分が生きている時代だけでも、ものすごい変化がありましたが、近年の技術の進化は目覚ましいものがあると思います。
ENIACは、開発当初は毎日真空管が数本壊れて、修理には30分ほどかかりました。故障の原因は、電源の投入時と切断時の加熱と冷却にありました。その後、壊れないようにさまざまな工夫をすることで、真空管の故障は2日に1本という割合まで低下したそうです。
現在のコンピューターは、それほど頻繁には壊れません。それは壊れやすい真空管のスイッチではなく、半導体のスイッチ――トランジスタが利用されるようになったからです。半導体によってスイッチは小型化しました。これらを集積することで、計算能力は飛躍的に増大しました。
ものすごくコストが掛かると思っていたものが、技術の進歩で手軽に使えるものになることはよくあります。
一歩先を見て、そうした技術も取り入れていきたいと思います。
スピーチ作例
2月14日1
文字数:729文字
想定時間:2分25秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。