2月19日「日本住血吸虫症の終息宣言の日」
2月19日は、山梨県により日本住血吸虫症の終息宣言がおこなわれた日です。日本住血吸虫症は、寄生虫である日本住血吸虫により、腹に水が溜まって死ぬ風土病です。甲府盆地において特に多く、それ以外のいくつかの地域にもこの病気は存在していました。
この病気は多数の人の尽力により撲滅され、1996年のこの日に終息宣言がおこなれました。その尽力の様子はウィキペディアにもまとめられており、その記事はウィキペディア三大文学の一つとしても有名です。
日本住血吸虫症については、知れば知るほど恐ろしいと感じさせられます。日本住血吸虫はミヤイリガイという淡水産巻貝を中間宿主として、哺乳類の皮膚より侵入して寄生します。人間には、稲作で田んぼに入ることで感染します。
成虫は、肝臓へと注ぎ込む部分の血管で生殖と産卵をおこない、慢性的に人間を傷つけます。この病気は、長らくその原因が分からず多くの人を苦しめました。
肝臓という栄養豊富な場所の近くで卵を産んで増え続けるのは、想像するだに恐ろしいです。
日本住血吸虫症の原因特定の過程は、時代の流れとリンクしています。明治維新を過ぎ、医学の知識が世界と共有されることになり、はるか遠く離れたアフリカなどの病気の知識も入ってくるようになりました。そうした情報を手掛かりに、徐々に全容が解明されていきます。
何か問題が起きている時に、目の前のことだけを調べていては情報が足りないことがあります。そうした際は、世の中を見渡して広い場所から知識を探してこないといけないです。
自分がすでに持っている知識だけで満足するのではなく、積極的に多くの知識を得ていきたいと思います。
スピーチ作例
2月19日1
文字数:707文字
想定時間:2分21秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。