3月13日「天王星が発見された日」
3月13日は、ドイツ出身でイギリスで活躍したウィリアム・ハーシェルが、天王星を発見した日です。元々音楽家だったハーシェルは、数学や天文学にも興味を持ち学ぶようになり、自ら望遠鏡を製作するようになりました。そして1781年のこの日、自宅で天王星を発見しました。この発見によってハーシェルは一躍有名人となり、以後天文学の研究に専念するようになりました。
人生はどのように変わるのか分かりません。私自身も、大学時代に学んだことと、まったく違う職業に就いて、その道を進んでいきました。人生はまっすぐに進むとは限りません。子供の頃からの夢のままに職を得て、歩み続けている人は限られているのではないかと思います。
そうした変化を肯定的にとらえるか、否定的にとらえるかは、その人次第です。ハーシェルは幸い成功して、多大な名声を得ました。その代わり、元の音楽家としての仕事は忘れ去れてしまいました。
ハーシェルは生涯で400台以上の望遠鏡を製作しました。その中でも最大で最も有名な望遠鏡は、焦点距離12メートル、口径126センチメートルの反射望遠鏡、通称40フィート望遠鏡でした。当時としては世界最大の望遠鏡でしたが、非常に扱いにくかったため観測の多くはより小さな望遠鏡が使われました。そうした難しい装置でしたが、この望遠鏡は、その大きさから地元の観光名物になったそうです。
天文観測ではなく観光で名を馳せたのは、どこか作り手のハーシェルに通じるところがあります。
物事や人生は、どんな転機で花開くか分かりません。どこにどういった需要があるのか分かりません。そうしたことを意識して過ごしたいと思います。
スピーチ作例
3月13日1
文字数:704文字
想定時間:2分20秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。