4月1日「赤玉ポートワインが発売された日」
4月1日は、寿屋――現・サントリーホールディングス――が赤玉ポートワインを発売した日です。サントリーの創業者である鳥井信治郎は、日本人の味覚に合った葡萄酒をつくるべく改良を重ね、1907年の4月1日に赤玉ポートワインを世に出しました。当時のワインは薬用酒・滋養酒の位置づけでした。赤玉ポートワインは、日本で初めてヌード写真を用いたポスターを広告に使ったことでも有名です。この商品は、総合洋酒メーカーとしてのサントリーの土台を築きあげました。
ワインはちょくちょく買って飲んでいます。昔は白ワインばかりを飲んでいましたが、年を取り味覚が変化してきたのか、最近では赤ワインの方をよく飲んでいます。白ワインは甘みが大きく違うことが多く、赤ワインの苦みの方が安定しているように感じます。
ただ、購入するワインはいつも1000円以下の安いものなので、もう少し高いものを買えば、味も大きく違うだろうなと思います。
さて、赤玉ポートワインは、途中で赤玉スイートワインという名称に変更されました。もともとポートワインとは、ポルト港から出荷される酒精強化ワインを意味していました。原産地名称保護制度に関するマドリッド協定に従い、1973年に現在の名称である赤玉スイートワインに改められました。
商品名として広く普及した名前であっても、その後の世の変遷などで、改められることがあります。商品を長く取り扱っていると、こうしたこともたまに起きるのだと思います。商品のブランドを守りつつ、変化に対応していくのは、なかなか難しいことだったはずです。
今の状態に甘んじて前例を踏襲するだけでは、仕事は先細りになっていきます。こうした変化にもきちんと対応していきたいものです。
スピーチ作例
4月1日1
文字数:733文字
想定時間:2分26秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。