2月12日「レトルトカレーの日」
2月12日は「レトルトカレーの日」です。1968年のこの日に、大塚食品が日本初のレトルト食品「ボンカレー」を発売しました。そのことを記念して、2007年に大塚食品が日本記念日協会に登録して制定されました。
ボンカレーは、時間がないときの昼飯としてよく食べています。電子レンジで袋ごと簡単に温められるので用意するのが楽です。お皿にあけてチンしたり、湯煎したりしなくてよいので、手軽に用意することができます。
ボンカレーが発売された当時は、湯煎で作るものだったようです。その当時から比べて格段に便利になったと思います。
レトルトカレーは、レトルトパウチ食品のカレーです。レトルトパウチは、袋状の容器に食品を密封する技術です。この技術は、もともと1950年代に、アメリカ陸軍補給部隊研究開発局が、缶詰にかわる軍用携帯食として開発したのが始まりでした。
その後、NASAのアポロ計画で、宇宙食として採用されたことから食品メーカーに注目されました。この技術はすでに冷凍冷蔵庫が普及していたアメリカでは流行らず、当時まだ冷凍冷蔵庫が普及していなかった日本で普及しました。
軍事技術からの民間転用はとても多いです。それは、一般では需要がない特殊な用途で作られたという理由と、民間では掛けない予算が掛けられるからだと思います。特に前者の需要がない用途は重要です。同質の社会で活動していると作られない技術があることを示唆しています。
自分の周りだけを見るのではなく、遠くにある文化や技術も調べて取り入れる。そうした姿勢をもって仕事をしていきたいと思います。
スピーチ作例
2月12日1
文字数:681文字
想定時間:2分16秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。