2月21日「インスタントカメラが発表された日」
2月21日は、エドウィン・ハーバード・ランドが初のインスタントカメラをアメリカ光学会で発表した日です。エドウィン・ハーバート・ランドは、アメリカの科学者・発明家で、ポラロイドの創業者です。彼は1947年の2月21日に、1分間写真プロセスを発表しました。
インスタントカメラは便利なものです。携帯電話とスマートフォンの台頭により一時は廃れてしまいましたが、若い人たちの間で復活しているようです。その場で写真を実際に手にできる面白さは格別なのでしょう。
デジタル化して多くのものがスマホ内で完結するようになったからこそ、手に取れる物の価値が上がっているのだと思います。
ランドとポラロイド社について少し話をします。ポラロイド社は、インスタントカメラの前に偏光フィルターを使ったサングラスやレンズフィルターの開発で成功を収めていました。ランドは第二次世界大戦中には、ミサイルの自動制御システムの開発に従事し、暗視ゴーグル、ターゲットファインダー、受動的誘導爆弾、隠れた敵を航空写真から探し出す光学兵器の研究に携わっていました。
そして戦後の1948年のクリスマス前に、ポラロイド社はボストンの百貨店でインスタントカメラ57台を販売しました。すぐには売れないだろうと思っていたそうですが、即日で売り切れになったそうです。
ランドとポラロイド社の経歴を見ていると分かりますが、インスタントカメラが登場した背景には、光学分野の地道な研究の蓄積があったわけです。実際に、ランドは研究熱心さでよく知られた人物でした。
何か成果をあげるには、日頃からの研鑽が大切です。エドウィン・ハーバード・ランドほどではないにしても、日々の積み重ねをしていきたいと思います。
スピーチ作例
2月21日1
文字数:733文字
想定時間:2分26秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。