1月24日「金の日」
1月24日は「金の日」です。1848年のこの日、アメリカのカリフォルニア州のアメリカン川の川底で、砂金が発見されました。この砂金発見の噂が広まり、一攫千金を求めて30万人の人たちが世界中から集まるカリフォルニア・ゴールドラッシュが始まりました。
金はどの時代でも、どの場所でも価値を持っています。昔、造幣局に見学に行って金貨を見たときには、小さいのに重いのだなと感心しました。
黄金色に輝く金は、地球にある埋蔵量が決まっています。工業的に作ることもできません。人の心を魅了し、希少価値もあるので、価格の下がらない財産として重宝されています。
昨今金の価格が上昇し続けていますが、過去に戻れるなら金を買いたいと思いました。
さて、カリフォルニア・ゴールドラッシュでの金の採掘は、最初は簡単な選鉱鍋(せんこうなべ)――よく見る、砂を洗って金を残す方法――でしたが、のちに徐々に大がかりになっていきました。
水路を作ったり、地層に高圧の水を掛けたり、川底を浚渫(しゅんせつ)したり、岩盤を爆破したりと、大きな資本が必要になっていきました。
こうした、徐々に大きなところしか参加できなくなる様子は、ビジネスの世界でも見ることができます。
最初はブルーオーシャンで、零細の作り手が参加できても、徐々にレッドオーシャンになっていき、大手しか勝てないゲームになっていきます。新しい市場には、なるべく早く参加して、大手側になる必要があるのでしょう。
仕事の上でも、ゴールドラッシュの機運を見逃さないように、アンテナを張っていきたいと思います。
スピーチ作例
1月24日1
文字数:677文字
想定時間:2分15秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。