5月3日「少女漫画雑誌『花とゆめ』が創刊」
5月3日は少女漫画雑誌『花とゆめ』が創刊した日です。『花とゆめ』という雑誌は、1980年代から1990年代に大きな人気を誇っていました。この雑誌は、1974年に集英社から創刊されました。その前年、集英社から枝分かれする形で編集会社の白泉社が設立されました。白泉社は『花とゆめ』の編集を担当して、1975年にマンガ単行本レーベル『花とゆめコミックス』を創刊することで出版事業を開始しました。そして、1981年には出版物の発売元を自社に移管しました。
『花とゆめ』のマンガは、1990年代には男性も読んでいました。マンガ好きのあいだでは有名な雑誌で、恋愛重視ではない少女マンガが多数載っていて、男性が読んでも面白かったです。
私自身も『花とゆめ』のコミックスは多く読んでおり、少年マンガと少女マンガの垣根を崩した雑誌だと評価しています。
『花とゆめ』からはさまざまな作品が映像化されています。美内すずえの『ガラスの仮面』、和田慎二の『スケバン刑事(デカ)』、魔夜峰央(まや みねお)の『パタリロ!』が特に有名です。他には高屋奈月(たかや なつき)の『フルーツバスケット』、日渡早紀(ひわたり さき)の『ぼくの地球を守って』、佐々木倫子(のりこ)の『動物のお医者さん』など、多くの作品がヒットしています。
マンガ雑誌の発行部数の推移を見ていると、中堅どころの近年の落ち込み具合は衝撃的です。10分の1以下になっており、廃刊する雑誌も多いです。ただ、マンガ市場自体は増えていて、主戦場が紙からウェブやアプリに移っていったのだと実感します。
同じ事業を続けるにしても主戦場はどんどん変わる。ヒット作を持つ会社でもそうです。時代の変化に取り残されないように、変わり続けようと思います。
スピーチ作例
5月3日1
文字数:747文字
想定時間:2分29秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。