6月2日「横浜港開港記念日」
6月2日は「横浜港開港記念日」です。前年に締結された日米修好通商条約によって、1859年の旧暦6月2日に、横浜港が開港したことから記念日とされています。
横浜の港は、今ではとても開けた場所になっています。多くの近代的なビルが立ち並び、港も埋め立てられています。
そうした景色を見て、当時寒村だったとは想像が付かないほどの発展振りだと思いました。それほどの商業的な儲けがあったのでしょう。
日米修好通商条約では、日本に関税自主権がありませんでした。関税自主権とは、国家が輸入品に対して自主的に関税を決められる権利です。
関税は、単純な国家収入の確保という目的以外にも、自国産業の保護や振興政策という側面や、外交の交渉材料という側面があります。
日本が関税自主権を回復するのは50年以上の後、日露戦争後の1911年2月21日調印の、新日米通商航海条約まで待たねばならなりませんでした。
不平等条約を結んで、首都の首根っこのところに港を開いたというのは、それほど日本の立場が弱かった証拠だと思います。
仕事でも、立場が弱い状態で契約を結ばなければならない場面は、必ずあります。そうした時、後に関係を覆せるように、力を付けていければなと思います。
スピーチ作例
6月2日1
文字数:532文字
想定時間:1分46秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。