11月26日「ペンの日」
11月26日は「ペンの日」です。1935年のこの日、日本ペンクラブが創立されたことに由来し、同クラブが1965年に制定しました。
ペンという言葉は、言論のメタファーとしてよく利用されます。ちょうど、言論が権力と対峙するものだった時期に、文筆家の使う道具がペンだったためだと思います。
現在では、ペンを使う人はあまりいません。情報を発信する道具は、パソコンやスマートフォンになっています。言葉のメタファーは、時代性が反映されていると思います。
日本ペンクラブは、国際ペンクラブの日本支部です。国際ペンクラブは、1921年にロンドンで結成されました。
ペン(PEN)という名称は、詩人(poets)、劇作家(playwrights)、編集者(editors)、随筆家(essayists)、小説家(novelists)の頭文字に由来しています。
国際ペンクラブは、作家間の国際交流や親善を推進し、国籍、民族、宗教、政治体制を問わず、全ての作家の表現の自由を擁護しています。
現代の日本にいると、自由に発言できることが当たり前のように思えます。しかし、時代や地域を少しずらせば、それは特別なことだとすぐに気付かされます。
思想の自由や、言論の自由。そうしたものは、平和で経済的に余裕がある時期にしか維持されないものです。そうしたものを絶やさないように、社会を維持していく必要があると思います。
スピーチ作例
11月26日1
文字数:606文字
想定時間:2分1秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。