2月11日「文化勲章制定記念日」
2月11日は「文化勲章制定記念日」です。この記念日は、1937年2月11日に文化勲章が制定されたことに由来しています。文化勲章は、科学技術や芸術などの文化の発展や向上にめざましい功績を挙げた者に授与される勲章です。文化勲章は、階級の無い単一級の勲章になります。
文化勲章は、私たちの生活には直接関係がないものです。身近に文化勲章をもらった人もいませんし、自分自身がもらうこともおそらくないでしょう。過去の受賞者を見てみると、ノーベル賞級の科学者や、素人でも知っているような有名な芸術家が名を連ねています。
文化勲章には金品等の副賞は伴いませんが、1951年に制定された文化功労者年金法により、死ぬまで毎年350万円が支払われるそうです。文化勲章はもらえないにしても、この年金は欲しいなと思いました。
文化勲章と言えば、そのデザインは橘(たちばな)の花をモデルとしています。もともと桜の花がモデルでしたが、当時の天皇の意見により、橘に変更になりました。
「桜は昔から武をあらわす意味によく用いられている」「橘は永劫悠久の意味を有している」「その悠久性永遠性は、文化の永久性を表現するのに最も適する」という理由だそうです。
桜はすぐに散るものというイメージがあります。文化が末永く続くものというのは、そうした願いも込めて、よい選択だったように思えます。
このエピソードを知り、ちょっとしたデザインにも未来への願いが込められているのだなと思いました。目の前の仕事をただこなすだけではなく、そうした思いも込めていきたいものです。
スピーチ作例
2月11日1
文字数:672文字
想定時間:2分14秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。