11月10日「エレベーターの日」
11月10日は「エレベーターの日」です。日本エレベータ協会が、1979年に制定しました。
1890年のこの日に、東京の浅草に完成した12階建ての凌雲閣(りょううんかく)で、日本初の電動式エレベーターが一般公開されたことを記念したものです。ただし、実際は来賓の都合で翌11日が実際に公開された日になっています。
昔はエレベーターは、デパートなど、大きな建物で見ることが多かったです。最近は、小さな駅や、歩道橋など、様々な場所で目にすることが多くなりました。
1階分しか移動しないエレベーターの登場は、世の中がバリアフリー時代になったことを感じさせます。
エレベーターは紀元前から、人力を動力源として存在しています。19世紀初頭には、水圧を利用したエレベーターがヨーロッパに登場して、工場などで実際に使用されました。その後、蒸気機関式のものが現れ、電動機式のエレベーターは、1889年に登場しています。
この登場は、建物内の高速な垂直方向の移動を可能にしました。そして、超高層建築物の建設に追い風をもたらし、アメリカを中心に高層ビルの建築競争が始まりました。
世の中には、様々なボトルネックがあります。高層ビルの建築には、高層階への容易なアクセス手段が必要だったわけです。
今実現できていないことの、何がボトルネックなのか。その部分を正しく把握することで、他人よりも早く、新しいことを実現できるのではないかと思います。
スピーチ作例
11月10日1
文字数:620文字
想定時間:2分4秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。