9月8日「国際識字デー」
9月8日は「国際識字デー」です。1965年のこの日、イランのテヘランで開かれた世界文相会議で、イラン国王モハンマド・レザー・パフラヴィーが、軍事費の一部を識字教育にまわす提唱をしたことを記念して、ユネスコが制定しました。
私は今、文字を読めて、現在や過去の文献を自由に利用することができますが、もし字が読めなければそうしたことはできません。
現代社会では、文字と映像が、最も知識を集約してくれる方法です。そのため、そのうちの一つが利用できないとなると、物事を考える能力は、著しく制限されることになります。
識字についてですが、世界中で5人に1人は読み書きができません。そして、そのうち3分の2は女性です。
およそ7億7600万人の成人には、最低限の識字スキルすらないそうです。
識字スキルがないということは、ハードディスクや通信機能がないコンピューターを使っているようなものです。そうしたコンピューターで仕事をするのは、とても大変です。
社会全体の生産力を維持するためにも、国をあげて、そして世界をあげて、読み書きの能力を向上させていく必要があると思います。
スピーチ作例
9月8日1
文字数:491文字
想定時間:1分38秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。