3月14日「円周率の日」
3月14日は「円周率の日」です。3・14から円周率と同じ数字であることに由来しています。この日はアルベルト・アインシュタインの誕生日(1879年3月14日)でもあります。そうした理由から、日本では1997年に日本数学検定協会によって「数学の日」にもなっています。また、円周率がパイの記号で表されることから、パイの日にもなっています。
円周率は、小学校の5年生で習うのですが、当時の年齢でその値が、どのように生活に影響を与えているのかをイメージするのは難しいです。
実際に利用場面に出くわさないと、学校で学んだ知識が、どう現実世界で役立っているのか、気付かずに過ごすなと思います。
円周率と言えば、ある時期の学校では円周率を3として教えていました。そうしたものとは別に、円周率が3.16だった地域と時代があります。日本の江戸時代の初期では、そう考えられていました。その後、日本では和算が発達して3.14が優勢になりますが、のちに和算の人気が低迷したあとは3.16と3.14で揺らいだ時期がありました。こうした揺らぎのあった円周率ですが、2022年の時点ではコンピューターを使って100兆桁まで計算されています。
時代によって、同じ物の値が異なるというのは面白い現象です。正しいと思っているものが、実は近似したものにすぎなかったり、ものすごく省略したものだったりすることがあるわけです。
こうしたことをふまえて、ふだん当たり前に思っているものでも現在はどうなのか知識を再確認する必要があると思います。
スピーチ作例
3月14日1
文字数:659文字
想定時間:2分11秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。