3月9日「記念切手記念日」
3月9日は「記念切手記念日」です。この記念日は、1894年のこの日に、日本初の記念切手――明治天皇成婚25周年記念――が発行されたことにちなみます。当時は記念切手という呼び名はなく、特別切手と呼ばれていました。
日本では昭和初期まで記念切手は数年に一度しか発行されていませんでした。第二次世界大戦後は毎年のように発行されるようになり、現在では毎年数十種類の記念切手が発行されています。
私は子供の頃には切手ブームということもあり、切手を集めていた時期があります。切手を入れる切手帳を買い、封筒から剥がした切手をおさめていました。徐々に数が増えてきてからは、デパートの切手コーナーを見て回ったり、郵便局で発売されている切手を買ったりもしました。
こうした切手は、小さくて図柄がよいのが魅力的でした。
一般的に世界最初の記念切手とされるのは、ペルーが1871年4月に発行した切手です。南アメリカ大陸最初の鉄道であるリマ、カヤオ間の鉄道開通20周年と、チョリヨスまでの延伸を記念して発行されたものです。
本来切手は、郵便料金を前払いしたことを示す証紙でした。その後、為政者の政治的なアピールなどにも利用されるようになりました。
切手に限らず特別な図柄のものは思わず欲しくなります。クレジットカードに印刷される絵を手元に置きたくて、特定のコラボカードを手に入れる人もいるでしょう。同じものなのに、ちょっとした変化で特別感が出ることもあります。
どこに新しい魅力が転がっているのか分かりません。さまざまな物事に対して、ちょっとした変化にも気を付けていきたいと思います。
スピーチ作例
3月9日1
文字数:692文字
想定時間:2分18秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。