1月5日「大阪朝日新聞に「天声人語」が登場」
1月5日は、1904年、明治37年に、大阪朝日新聞の2面に「天声人語」が初めて登場した日です。
今では新聞の1面に掲載されているコラム欄ですが、初期の頃は必ずしも1面とは限らなかったそうです。また名前も何度か変わっていて、大坂朝日新聞では「鉄骨稜々」、東京では「東人西人」という名前で掲載があり、統合してのちは「有題無題」「神風賦」と変わり、天声人語に落ち着きました。
天声人語については、中学生時代に国語の訓練として毎日要約をおこなっていました。内容を読んで、指定の文字数にまとめるという作業です。
最初の頃は、どう短くすればよいのか分かりませんでしたが、骨格と肉付けの型が分かってくると、肉の部分を削ぎ落としていけばよいことに気付きました。
そうした作業を通して、一見してどうやって書いているのか分からない文章でも、いくつかの型と、その型を膨らませる手法で作られているのだなと理解しました。
天声人語と言えば、受験によく登場するということで、朝日新聞自身も売りにしています。
ちょうどよい長さで、内容に時事性があり、受験の文章としてちょうどよいのだと思います。また、一定の文字数の中で、いくつかの型を元に作られているので、試験問題としてもあつかいやすいのでしょう。
仕事の型を覚えて、効率的に作業をする。そうした型を、今の仕事の中でも見つけていきたいと思います。
スピーチ作例
1月5日1
文字数:596文字
想定時間:1分59秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。