3月6日「ゼネラルフーヅが世界初の冷凍食品を発売した日」
3月6日は、1930年にゼネラルフーヅが、世界初の冷凍食品を発売した日です。現代的な冷凍食品を発明したのは、アメリカの発明家・実業家・博物学者であるクラレンス・バーズアイです。彼はイヌイットから釣りを学んだ時に、釣った魚がほとんど瞬時に凍り、解凍しても美味しいことを知ります。その経験をもとにダブルベルト冷凍機を発明します。彼の会社はゼネラルフーヅに買収されて、急速冷凍による冷凍食品は世界中に普及することになります。
冷凍食品は私も時々利用します。時間がないときに冷凍庫から出して、電子レンジで温めて食べます。一から料理をしなくてよいので時短になります。また生鮮食品と異なり、腐る前に急いで食べなくてもよいので気軽に購入することができます。
今の時代の観点から言うと、廃棄ロスを減らすのにも役立っていると思います。
冷凍食品自体は、バーズアイの発明の前からありました。たとえばアメリカで、日持ちのしないジャム加工用のイチゴの輸送で使われていました。ただ当時は家庭用の冷凍冷蔵庫がなく、冷凍食品が一般家庭に広まるのは冷凍冷蔵庫が普及し始めた1920年代以降となりました。そして本格的に冷凍食品が広まったのは1960年代以降でした。
物事の普及には、周辺の技術や環境が揃う必要があります。ちょうどよいタイミングで商品を出せれば、歯車が噛み合うように上手く売れてくれます。バーズアイの急速冷凍の技術は、まさに時代が求めていた技術だったのでしょう。
こうしたタイミングを見極めるには、広範な知識が必要になります。バーズアイがイヌイットから学んだように、多くの事柄から学びを得ていきたいと思います。
スピーチ作例
3月6日1
文字数:706文字
想定時間:2分21秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。