9月1日「防災の日」
9月1日は「防災の日」です。1923年9月1日に発生した関東大震災を忘れることなく、災害に備えようと、1960年に閣議決定で制定されました。
幸いなことに、私はまだ大きな震災に巻き込まれたことはないです。神戸に住んでいたのは阪神淡路大震災のあとで、熊本に住んでいたのは熊本地震の前です。
しかし日本は地震が多い国です。この先も震災とは無縁とは限りません。気を引き締めなければならないでしょう。
関東大震災では、各種のデマや自警団による暴行でも、命を落とした人がいます。
このデマは、内務省警保局、警視庁の通達から始まり、新聞の報道で拡散しました。しかし、官憲や軍内部において疑念が生じ、検証したところ虚報だと判明しました。このデマが収束するまでに、数百人から数千人が死傷したとされています。
ネット時代以降の大地震でも、多くのデマが飛び交っています。ツイッターで多くの人に拡散されているのを、私も目撃しました。
信頼できる場所から情報が出ていても、それが正しい情報とは限りません。正しかったからといって、今広めるべきかという問題もあります。
非常時だからこそ、情報を安易に信じない。そして、拡散した結果、何が起きるのかを想像して自重する。そうした心構えが必要なのだと思います。
スピーチ作例
9月1日1
文字数:551文字
想定時間:1分50秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。