4月12日「世界宇宙飛行の日」
4月12日は「世界宇宙飛行の日」です。1961年のこの日、ソ連が世界初の有人宇宙衛星船「ボストーク1号」の打ち上げに成功したことにちなんだ記念日です。
ボストーク1号には着陸用の部品はありませんでした。ガガーリンは108分間の飛行ののち、地上7kmの位置で射出座席によりカプセルから脱出して、パラシュートで地上に降り立ちました。
人類で初めての宇宙飛行は、相当の勇気が必要だと思います。誰も行ったことがない場所で、理論上はこうなっているはずだけど、実際はどうなのか分からないわけです。そこにロケットで飛び立ち、落下して戻るわけです。
自分なら生命の危険を感じて、飛行を断ると思います。
世界初の宇宙飛行士の候補は、ガガーリン1人ではありませんでした。1960年3月に、ソビエト全土から20人の候補生がモスクワ近郊の基地に配属されました。そして1960年末には6人にまで絞られました。飛行予定まで1ヶ月となった翌年の3月初めには、候補はガガーリンとチトフの2人にしぼられました。最終的に4月には、ガガーリンが正飛行士、チトフが代替要員と決定されました。選考に漏れたチトフは、同年8月にボストーク2号で史上二番目の宇宙飛行士になっています。
私たちが記憶しているのはガガーリンだけで、チトフの名前は記憶していません。最初の1人だけが強烈な印象を世の中に残しています。
最初の1人になるには、危険を省みずに挑戦しなければなりません。そうしたチャレンジをしていきたいと思います。
スピーチ作例
4月12日1
文字数:647文字
想定時間:2分9秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。