1月31日「アメリカ初の人工衛星が打ち上げられた日」
1月31日は、アメリカ初の人工衛星が打ち上げられた日です。1958年のこの日、「エクスプローラー1号」が、フロリダ州ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられました。
前年の1957年に、ソ連がスプートニク1号を打上げたことにより、アメリカ合衆国においてはスプートニク・ショックが起きました。その対抗措置として、アメリカも早急に人工衛星を打上げることになりました。
ライバルに先行されたことで尻に火が付き、遮二無二頑張る。国家間の競争だけでなく人間でもそうしたことがあります。ライバル心が燃え上がる、刺激を受ける、いろいろな言い方ができますが、いきなり差を付けられるとショックを受けるものです。
私も友人の活躍を目にした時、素直に祝えず、なにくそと思ったことがありました。
さて、エクスプローラー1号にはガイガーカウンターが詰まれていました。その観測結果から、軌道上の高度によって宇宙線の量が異なることが分かりました。そして、エクスプローラー3号の観測結果と合わせて、ヴァン・アレン帯の発見に繋がりました。
ライバル心から始まった競争ですが、そのおかげで発見されたこともあるわけです。軍事的な背景があるとはいえ、競争は人類に新しい知識や技術をもたらしてくれます。
ライバルとの競争に尻込みすることなく、そこで全力を尽くし、新しいことを身に付けていきたいと思います。
スピーチ作例
1月31日1
文字数:593文字
想定時間:1分58秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。