8月15日「終戦の日」
8月15日は「終戦の日」です。日本で、1945年8月15日の正午に、天皇による終戦の詔書(しょうしょ)のラジオ放送「玉音(ぎょくおん)放送」が行われ、ポツダム宣言の受諾が国民に伝えられました。1963年以降、毎年この日に「全国戦没者追悼式」が行われています。
8月15日については、子供の頃にテレビで何度も放送を見ました。そして、その頃から30年以上経っています。
時代が変わり、戦争当時を知る人は大きく減りました。戦争というものの実感は、社会的に薄れているのでしょう。
玉音放送は、前日に録音したものが流されました。そして、録音した玉音盤は、合計2種5枚製作されました。
これは、録音盤は1枚で3分間しか録音できず、約5分間分の玉音放送は2枚または3枚に分ける必要があったからです。そして2種が存在するのは、1種目を試聴した天皇が満足せず、録音し直したためです。
録音から放送までには、玉音放送を阻止しようとするクーデターがありましたが、無事に放送されました。
戦争が終わるタイミングで、戦争を終えたくない人たちもいたというわけです。人は時に、現状を維持しようします。クーデターを起こした人たちは、戦争こそが日常だったのでしょう。戦争こそが正義だと、考えていたのでしょう。
善悪の判断は、時に間違っています。自分の考えが本当に正しいのか。絶えず疑い続ける必要があると思います。
スピーチ作例
8月15日1
文字数:602文字
想定時間:2分0秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。