11月15日「かまぼこの日」
11月15日は「かまぼこの日」です。全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会が、1983年に制定しました。
蒲鉾が初めて文献に登場したのが、「1115年の祝宴の膳の図に描かれていたもの」とされていることから、1115年の数字の並びから、11月15日を記念日としました。
子供の頃、友人にかまぼこ屋の息子がいて、その工場で一緒によく遊んでいました。かくれんぼをしていた記憶があります。
港が近い商店街だと、そういう場所がけっこうあるのではないかと思います。
かまぼこが登場した当時は、棒の先に魚肉のすり身を付けて焼いて食べる、今のちくわ型でした。
この形が植物の「蒲(がま)の穂」に似ており、蒲の穂は鉾のような形だったことから「がまのほこ」、そして「かまぼこ」と呼ばれるようになりました。
のちに板の上に成形した「板蒲鉾」が登場して、もとのかまぼこは「竹輪蒲鉾」と呼ばれました。そして元祖の方は「蒲鉾」が脱落して「ちくわ」となり、板蒲鉾の方は逆に板が外れて「かまぼこ」になりました。
新しい派生品の登場で、元の品物の名前が変わるレトロニムという現象があります。通常の電話が、固定電話と呼ばれるような現象です。竹輪蒲鉾は、そうした現象の一つでしょう。
世の中を変えるレベルの品物は、過去の品物の名前を再定義するのだと思います。そうした商品を生み出せればなと思います。
スピーチ作例
11月15日1
文字数:591文字
想定時間:1分58秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。