7月25日「かき氷の日」
7月25日は「かき氷の日」です。かき氷のかつての名称「夏氷(なつごおり)」から、7月25日の「725」が「ナツゴ」と読めること、また、この日が「最高気温記念日」であることから、かき氷にふさわしいとして、日本かき氷協会が制定しました。
かき氷は、店によって美味しさがまったく違います。
個人的には、舌にのせた途端溶けるような、物凄く薄い、ふわふわのかき氷が好きです。
「かき氷」という名称は、東京方言の「ぶっかきごおり」に由来します。他の呼称として夏氷(なつごおり)、氷水(こおりみず)、「かちわり」などがあります。
日本の喫茶店や洋風の飲食店では、かき氷をフラッペと呼んで提供していることがあります。「フラッペ」はフランス語で、本来はクラッシュドアイスにリキュールなどの酒類を注いだ飲料のことです。
「かき氷」の史実上の記録としては、平安時代、清少納言の「枕草子」の「あてなるもの」(上品なもの、良いもの)の段に、金属製の器に氷を刃物で削った「削り氷」(けずりひ)として登場しています。蔓草の一種である甘葛(あまかづら)をかけたとされています。
また、藤原定家(さだいえ/ていか)の「明月記」(めいげつき)にも登場します。当時のかき氷は、特権階級しか口にできないものでした。
昔は高価だったものが、今は安価に得ることができる。かき氷だけでなく、音楽や映像など、昔は貴族しか楽しめなかったものは多いです。
安い商品でも、それがかつて高級品だったことを想像する。普段の生活の中でも、そうした楽しみ方ができるのではないかと思います。
スピーチ作例
7月25日1
文字数:677文字
想定時間:2分15秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。