9月10日「下水道の日」
9月10日は「下水道の日」です。元々、1961年に建設省、現国土交通省と、厚生省(現在は環境省に所管変更)が、下水道の普及促進を目的として「全国下水道促進デー」として制定していました。
そして、2001年に旧下水道法制定100周年を記念して、「下水道の日」に改称されました。
下水道については、東京都の下水処理施設に見学に行ったことがあります。その際、空気の泡を大量に発生させている水槽がありました。
水の中に空気が大量に入っているため、浮力がほとんど働かず、「落ちたら死ぬよ」と係の人が言っていました。数年後に本当にそこで死者が出ました。
下水処理も命がけだと思いました。
「下水道の日」が、9月10日と定められたのは、下水道の大きな役割の一つである「雨水の排除」を念頭に、台風シーズンを選んだためです。
現在、全国の下水道処理人口普及率は80%弱といったところだそうです。都市ほど普及率は高いです。
都市では、速やかに排水しなければ、伝染病蔓延の原因になってしまいます。都市に予算があるというだけでなく、生命の危険があるため、優先度が高くなっています。
快適な生活の陰には、膨大なインフラが機能している。普段あまり気にしないことですが、自分の生活は、多くの手間によって維持されている。そのことを、忘れないようにしたいです。
スピーチ作例
9月10日1
文字数:577文字
想定時間:1分55秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。