10月31日「ガスの記念日」
10月31日は「ガスの記念日」です。1872年(明治5年)のこの日に、横浜の馬車道で、日本初のガス灯が点灯されたことを記念して、日本ガス協会が1972年に制定しました。
ガス自体は、毎日料理やお風呂で利用していますが、ガス灯は実物を見たことがありません。
ガス灯と言うと、レトロな町の雰囲気を思い出します。地元はレトロで売っていますが、ガス灯は使われていませんでした。
初期の頃のガス灯は、直接火口から火を出し、炎を直接明かりとして利用するものでした。ただし、とても暗く、扇形に火をつけることで、少しでも明るくしようしました。その火の形から、魚の尾と書く魚尾灯と呼ばれました。
その後、ガスマントルを利用する白熱ガス灯が登場しました。マントルは、外套、マントの意味を持ちます。熱で発光するガスマントルを用いることで、以前よりも明るくなりました。
しかしその後、電球が登場したことで、ガス灯自体がすたれていきます。
道具の進化では、こうした歴史をよく見ます。どんどん改良されていくけれど、完全な上位互換が登場した段階で、絶滅に近い状態になってしまう。
自分の仕事が、そうした進化の袋小路に入っていないか。絶えず警戒しながら、周囲を見渡しておく必要があると思います。
スピーチ作例
10月31日1
文字数:544文字
想定時間:1分48秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。