6月24日「UFO記念日」
6月24日は「UFO記念日」です。1947年のこの日、アメリカの実業家ケネス・アーノルドが、自家用機で飛行中に9機の飛行物体を目撃しました。この最初の目撃例となった日を、UFO研究家たちが記念日としました。
UFOは、子供時代、テレビ番組でよく特集されていました。世界各地の目撃例のVTRとともに、UFOが実在するといった設定で番組はまとめられていました。
とてもワクワクした記憶があるのですが、インターネットがない時代でしか成立しないコンテンツだなと思います。今ならば、すぐにその場所の情報を調べて、ネットで共有できるからです。
ケネス・アーノルドの発見後、事態を重く受け止めたアメリカ空軍は、これを「Unidentified Flying Object」未確認飛行物体と名付けて、調査を開始しました。しかし正体が分からないまま、1969年に「目の錯覚」との報告が出されて、調査は終了しました。「未確認飛行物体」は本来、航空・軍事用語であり、当局で把握できていない航空機や観測気球、他国からのミサイルなど様々なものを指します。進路を見失った飛行機、他国の偵察機、さらには仮想敵国の爆撃機やミサイルによる先制攻撃の可能性があり、事故のみならず国家の安全を脅かす危険すらあるためにスクランブル(緊急発進)の対象となります。
軍が調査したということは、軍も手持ちの情報が少なかったのでしょう。観測機器や通信機器の発達した現代ならば、「調査するまでもない」という結論が、いきなり下されていたかもしれません。
情報がないところには、想像の余地が入る。その想像には、間違ったものも含まれます。情報をきちんと調査して、誤った仮定に基づいて行動しないようにしたいです。
スピーチ作例
6月24日1
文字数:738文字
想定時間:2分27秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。