9月23日「万年筆の日」
9月23日は「万年筆の日」です。1809年のこの日、イギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュが、万年筆の原型となる「軸内にインクを貯蔵できるペン」を考案して、特許を取得したことから記念日となっています。
万年筆は、昔持っていたことがあります。カートリッジ式のインクを使う、ごくごく安いものです。
大学時代は、大人ぶって、わざと使い難い物を持って、通ぶるようなこともしました。万年筆は、そうした時に利用していました。しかし使い難いので、結局持ち歩かなくなりました。
万年筆は、それ以前のつけペンと比べ、インクを内蔵して携帯性を備えた点で画期的でした。
しかし、1940年代のボールペンの登場、1960年代のサインペンの登場により、その利点は失われました。
また、低筆圧で筆記できるため、長文を書いても疲れにくいという利点もありました。しかしこちらも、パソコンの登場により失われました。
道具の利点は、その上位互換が出てきた時に終わります。道具だけでなく、サービスなども同じように、寿命が尽きます。
今ある仕事が、将来もあるとは限りません。自分がしている仕事が、何らかの上位互換に奪われるかもしれない。そうした危機感は、絶えず持っている必要があると思います。
スピーチ作例
9月23日1
文字数:545文字
想定時間:1分49秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。