1月7日「クリスマス」
1月7日はクリスマスです。えっ、クリスマスは12月25日ではないのかと驚かれる人もいると思います。イエス・キリストが誕生した日は不明ですが、教会では4世紀初頭から12月25日と定めていました。
この頃の暦はユリウス暦です。そしてその後、16世紀にグレゴリオ暦に改められました。旧ユリウス暦の12月25日は、グレゴリオ暦の1月7日に相当します。そのため、東方キリスト教会の一部では、クリスマスをこの日に祝っていました。現代でもロシアなどの地域では、クリスマスは1月7日になっています。
暦が変わることによって、行事の日付や、言葉の意味が変わってしまうことがあります。私たちの生活でも旧正月が存在しています。正月を新春と呼びますが、春の始まりというよりは、冬のまっただ中だと思うのも、こうした暦の変化によって生じた現象です。
今常識だと思っていることでも、時代が変わると変化することがあるわけです。
そもそも、クリスマスというイベント自体も、キリスト教の祝いという意味だけでなく、それ以前のさまざまな祭事が融合したものです。冬至などの各地の祝いや、クリスマスツリー、サンタクロースなどの象徴が混じり合ったものです。
ふだん当たり前だと思っていることも、歴史を調べて紐解いていくと、当たり前ではないことに気付かされます。
目の前のことを素直に受け入れることも大切ですが、どうしてこうなったのだろうと疑問を持ち、調べてみる好奇心を忘れないようにしたいと思います。
スピーチ作例
1月7日1
文字数:639文字
想定時間:2分7秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。