2月2日「麩の日」
2月2日は「麩の日」です。麩は、味噌汁などに入っているお麩のことです。2月2日の2が、フと読めることから、協同組合全国製麩工業会によって定められました。
お麩はグルテンを主な原料とした加工食品です。グルテンは、小麦粉を水で練って作ります。タンパク質の一種であるグルテニンとグリアジンが網目状につながることで、グルテンになります。また、水で練ることで他のデンプン質を水中に流出させてグルテンだけを残すようにします。
お麩は、子供の頃は、味噌汁に入っている謎のふにゃふにゃしたものとして認識していました。大人になってからは、麩菓子をダイエット用にちょくちょく食べていました。カロリーが低く、それなりに腹持ちがよいことから、麩菓子を常備して小腹が空いたら食べていました。
その頃はお麩がどのようなものかよく分かっておらず、小麦粉から作るのに、なぜカロリーが低いのだろうと不思議に思っていました。
お麩が全国に広がったのは江戸時代だそうです。お寺の精進料理に使われていた麩が伝わっていきました。その後、幕末の開港で精白小麦粉が日本に輸入されるようになり、効率よくグルテンを得られるようになりました。そして、現在の焼麩が生産されるようになりました。
ふだん目にする食品にも、さまざまな歴史があります。またお麩のように、同じ材料から製法によって異なる食材が作られることがあります。小麦粉から作られるパンやうどんやお麩が、同じ素材というのはなかなか面白いです。工夫次第で、いろいろなものが作られるわけです。
こうした発想は、仕事にも活かせると思います。工夫によって、さまざまな成果を上げていきたいものです。
スピーチ作例
2月2日1
文字数:708文字
想定時間:2分21秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。