10月5日「時刻表記念日」
10月5日は「時刻表記念日」です。1894年(明治27年)10月5日に、日本で初めての月刊時刻表『汽車汽船旅行案内』が庚寅新誌社(こういんしんししゃ)から出版されたことに由来しています。
時刻表は、昔は家庭に1冊あった記憶があります。
私の家にも1冊あり、たまに開いて、紙の上の旅行を想像したりしていました。
『汽車汽船旅行案内』は、福澤諭吉がイギリスの時刻表を元にし編纂させ、手塚猛昌が発行したものです。この時刻表は、右開きで漢数字による縦書き表示でした。
それから29年経った1925年(大正14年)4月に創刊された『汽車時間表』は、欧米に倣って現在とほぼ同じ左開きアラビア数字を採用しました。
その他の時刻表は、在来の表記法をその後も使用し続けましたが、太平洋戦争後はすべてこの表記法となりました。
時刻表のようなデータの表記は、漢数字よりもアラビア数字の方が読みやすいのではと思います。
データの表現方法も、時代とともに変わる。今のままの形式がよいのか、自分の仕事にもついても、定期的に確認していければと思います。
スピーチ作例
10月5日1
文字数:474文字
想定時間:1分34秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。