5月27日「ドラゴンクエストの日」
5月27日は「ドラゴンクエストの日」です。1986年のこの日に、ファミリーコンピュータ用ロールプレイングゲーム『ドラゴンクエスト』の第1作が発売されたことにちなみ、2018年に制定されました。プログラミングは当時天才少年と言われていた中村光一率いるチュンソフトが担当し、シナリオ・ゲームデザインは堀井雄二、キャラクターデザインは『ドラゴンボール』の鳥山明、作曲はすぎやまこういちというメンバーで開発されました。
『ドラゴンクエスト』は、ちょうど私が小学生時代に発売されました。当時、おもちゃ屋で、10円を入れると数分遊べる方式で『ドラゴンクエスト』も遊べるようになっていました。時間が来ると10円を入れないと画面が消えるので、復活の呪文というパスワードを必死に書き写した記憶があります。
そもそも当時としては、続きが遊べる長いゲームというのが珍しく、とても変わったゲームだなという印象がありました。
当時ファミコンゲームと言えば、『スーパーマリオブラザーズ』に代表されるようなアクションゲームが主流でした。RPGはあまり知られておらず、馴染みの無い子供たちにゲームのやり方を理解してもらうために、さまざまな工夫がおこなわれました。ゲーム開始時におこなう、コマンドの使い方を学ぶ操作。スタート地点から見える竜王の城で、ゴールを見せる配慮。レベルアップに必要な経験値の引き下げ。死亡時はゴールド半減だけで済む小さなリスク。ステータス画面で「つよさ」を見せる分かりやすさ。そうした工夫を随所に凝らしました。
新しい物を広める時には、さまざまな配慮が必要になります。分かってくれないではなく、分かってももらう努力が足りない。そうしたことは多いです。
大ヒット作には、遊んでもらうためのさまざまな工夫があったわけです。そうした先人の工夫を学びたいと思います。
スピーチ作例
5月27日1
文字数:785文字
想定時間:2分37秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。