2月18日「冥王星の日」
2月18日は「冥王星の日」です。この記念日は、1930年のこの日に、アメリカ・ローウェル天文台のクライド・トンボーが冥王星を発見したことを記念して制定されました。
冥王星は2006年までは太陽系第9惑星とされていました。しかし、他の8惑星と比べて軌道が大きく異なることと、直径が地球の月よりも小さいことから、準惑星に区分されることになりました。
冥王星は、子供の頃に惑星の覚え方で出てきて記憶しました。水金地火木土天海冥という奴です。冥王星の軌道の中心は太陽ではなく、太陽に近い時もあれば、離れている時もあります。そのため、時期によっては水金地火木土天冥海になるという話も聞いていました。
そうした話を聞いていた頃は、冥王星が惑星から外れるなど想像していませんでした。世の中、常識がくつがえることがあるのだなと実感します。
1930年に発見された冥王星ですが、当初は地球と同じかそれよりも大きいと考えられていました。しかし観測技術の向上により、それよりも遥かに小さいことが分かってきました。現在では、地球の月の直径の68%程度であることが分かっています。
最初の頃にすごいものだと沸き立ち、詳細を調べていくうちにそうでもないと分かってくることは私たちの社会にもあります。新技術に、新しい物好きの人たちが興奮して飛びつき、お金にならないことが分かってくるとブームが去るといったことはよくあります。
発見自体は意義があることですが、そこで思考停止せずに継続的に調べていくことが大切だと思います。
スピーチ作例
2月18日1
文字数:657文字
想定時間:2分11秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。