6月4日「歯と口の健康週間」
6月4日は、1928年から1938年の間、ム(6)シ(4)の語呂合わせから、「虫歯予防デー」でした。現在は6月4日から10日にかけて、「歯と口の健康週間」になっています。この健康週間は、当時の厚生省、当時の文部省、日本歯科医師会が、1958年から始めました。また、2013年からは日本学校歯科医会も主催団体に加わっています。
昔、虫歯で銀歯にしました。歯が一生に一度しか生え替わらないのは、人間の体の不便な点だと思います。抜けたら生え替わるようになっていればよいのに、残念だなと思います。
歯の再生は、是非とも実現して欲しい技術です。
虫歯は、口の中の細菌が炭水化物から作った酸により、歯のエナメル質などからリン酸カルシウムが溶け出す現象です。歯の外郭を覆うエナメル質の大半を構成している物質は、ハイドロキシアパタイトと呼ばれるリン酸カルシウムの一種です。ハイドロキシアパタイトは、酸に良く溶けます。砂糖などを摂取すると、口内に細菌のバイオフィルムが形成され、この中で乳酸を生成する細菌があるため、ハイドロキシアパタイトが失われていきます。
人類の基本設計として、炭水化物を継続的に多量にとるという行動パターンが、元々ありませんでした。農耕が発達して、炭水化物を多く摂取するようになった結果、虫歯という問題が、人類の中で重要になったのだと思います。
環境が変われば、新たな問題が発生します。仕事でも、新しい状況に応じて、これまでにない現象が起きます。そうしたトラブルを見つけて、上手く対処していきたいと思います。
スピーチ作例
6月4日1
文字数:667文字
想定時間:2分13秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。