6月20日「世界難民の日」
6月20日は「世界難民の日」です。この記念日は、2000年12月4日の国際連合総会の決議により定められました。「世界難民の日」は元々は、アフリカ統一機構の「アフリカ難民条約」の発効の日でした。アフリカ地域およびアフリカ以外の地域での難民問題の深刻さに注目し、国連難民高等弁務官事務所らの申し出により、「世界難民の日」が制定されることになりました。
日本に住む私にとって、難民はメディアの中だけで見る存在です。しかし、世界には非常に多くの難民がいます。
生まれた場所や、育った場所によって、運命が大きく分岐する。そうした不幸は、人類からなくなって欲しいです。
世界の難民の数は6500万人を超えています。アジアが最も多く、シリアやアフガニスタンといった中東地域に特に集中しています。難民とは「人種、宗教、国籍、政治的意見やまたは特定の社会集団に属するなどの理由で、自国にいると迫害を受ける、あるいは迫害を受ける恐れがあるために他国に逃れた人々」と定義されています。また今日では、政治的な迫害のほか、武力紛争や人権侵害などを逃れるために、国境を越えて他国に庇護を求めた人々を指します。
難民問題は「全て受け入れればよい」というわけではありません。多く受け入れれば、その国の負担になります。おのずと限界もあるでしょう。また、難民が発生しないような環境作りにも、力を入れなければなりません。
目の前の問題とともに、根本的な問題も解決する。その難しさは、難民問題だけでなく、あらゆるところで存在していると思います。
スピーチ作例
6月20日1
文字数:663文字
想定時間:2分12秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。