1月11日「鏡開き」
1月11日は「鏡開き」の日です。鏡開きは、正月におそなえしていた鏡餅を下げて食べるという行事です。
江戸時代、武家では刃物で餅を切ることは切腹を連想させるので、手や木槌で割っていました。また、切る、割るという言葉を避けて、開くという言葉を使用していたそうです。
言葉の言い換えは、人に与える印象を大きく変えます。仕事でミスがあったときに失敗だと言うよりも、問題が表面化したので対策をとろうと言った方がポジティブになれます。そうした言葉遣いを選ぶことで職場の雰囲気も大きく変わります。
実際に、上司がそうした言い方をしたときに、非常に感謝の気持ちを抱きました。そして、その後のリカバリーも上手くできました。
鏡開きの日と言えば、鏡餅の割れ方で占いをする地域もあるそうです。「鏡餅の割れが多ければ豊作」などと言われるそうです。
ちょっとしたことで吉凶を占うのは、迷信だと片付けることもできるでしょう。しかし、少しでもポジティブな気持ちになりたいという思いもあるのではないでしょうか。言葉を選ぶのと同じように、気持ちを前向きにするための技術の一つなのでしょう。
世の中で起きることは、良い面も悪い面もあります。起きてしまったことは変えられません。そこで凹んでしまっては、前に進むことができません。そのため、言葉などを上手く工夫して、前向きに取り組んでいく気持ちに繋げたいと思います。
スピーチ作例
1月11日1
文字数:600文字
想定時間:2分0秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。