10月4日「世界動物の日」
10月4日は「世界動物の日」です。世界動物の日は、1931年にイタリア・フィレンツェで開かれた「国際動物保護会議」で制定されました。10月4日が選ばれたのは、この日がアッシジのフランチェスコの聖名祝日のためです。アッシジのフランチェスコは、神の前では人も動物も、あらゆる神の被造物は平等だと説きました。
町で暮らしていると、人間以外の動物を見る機会は少ないです。犬や猫ぐらいがせいぜいだと思います。
あらゆる動物が、人間と同列で等しく生きているというイメージは、町ではなかなか得られないと感じています。
アッシジのフランチェスコは、カトリック教会の修道会「フランシスコ会」の創設者です。彼は、無所有と清貧を主張しました。フランチェスコには、動物と話せたというエピソードが残っており、神のあらゆる被造物を、自分の兄弟姉妹のように愛していました。
そうしたことから、1980年、教皇ヨハネ・パウロ2世は、フランチェスコを「自然環境保護(エコロジー)の聖人」に指定しました。また、ヒッピーのムーブメントでは、しばしば「アッシジのフランチェスコに帰れ」が標榜されました。
自然保護も過激になると、社会とのバランスを崩して、軋轢を生みます。
ただ、環境との調和は、人間が力を持ちすぎた現代では、大切なことです。そうした意識を、忘れないでいきたいと思います。
スピーチ作例
10月4日1
文字数:585文字
想定時間:1分57秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。