5月6日「コロコロの日」
5月6日は「コロコロの日」です。コロコロと言っても少年マンガ雑誌のコロコロではなく、掃除用具のコロコロです。この記念日は、株式会社ニトムズが開発したコロコロの商標出願から25周年を記念して、2010年に制定されました。記念日の理由は、5月6日をコロと読むことから来ています。
掃除用具のコロコロは、家でもよく使います。掃除機を出すほどではないけれど、ちょっとゴミを取りたいときに重宝します。ゴミがたくさん付いたら、ロール紙を破って捨てるだけなのも便利です。家庭のゴミには、髪の毛や、服から落ちた綿埃などが多いので、粘着テープで上手くゴミを取ることができます。
電気も要らず、ちりとりとほうきよりも省スペースなので便利です。
この道具を開発したニトムズという会社は、1975年に創業しました。粘着テープの製造販売で大きなシェアを誇る日東電工が、個人消費者向けの製品を開拓するプロジェクトチームを会社組織にしたのです。ニトムズという社名は、ニットーホームプロダクツから来ています。この会社は、最初期は粘着テープの技術を活かしてゴキブリ捕獲棒を開発しましたが大コケしました。ゴキブリが壁と家具の隙間に入り込むと役に立たなかったからです。同社は、大量の在庫を抱えて事業の危機に直面します。しかし数年後に大ヒットがやってきます。カーペット掃除用具「粘着カーペットクリーナー」、のちのコロコロです。会社の知名度も向上し業績が急回復しました。
最初にゴキブリ捕獲棒で失敗したのは、会社の人間たちが実際に使う頻度が低かったからかもしれません。道具は、開発者自身が使いまくって、改良を重ねたものが一般の人にも受けることが多いです。
他人に提供する商品やサービスを自分でも実際に利用し続ける。そうしたことができる商品やサービスを提供していきたいものです。
スピーチ作例
5月6日1
文字数:778文字
想定時間:2分35秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。