8月14日「専売特許の日」
8月14日は「専売特許の日」です。1885年8月14日に、日本最初の専売特許が交付されたことに由来しています。特許第1号は、堀田瑞松(ずいしょう)が出願していた「堀田錆止塗料及其塗法」(錆止め塗料とその塗り方)でした。
子供の頃は、特許で大金持ちというのに憧れていました。しかし、現実はなかなかそう上手くはいきません。
採算を度外視して、発明しては特許を取り続けるような根気がなければ、駄目なのだと思います。
明治時代になると、日本でも多くの人が優れた発明をするようになりました。しかし、同時にアイデアの盗用の苦情も増えました。
その声を受けて1885年に制定された専売特許条例ですが、3年で改正されて特許条例になりました。
施行後諸外国へ調査に赴いた高橋是清の報告を反映させたためです。その時専売特許局も特許局と改められ、高橋が初代局長となりました。
急場しのぎで作った制度が、きちんと調べてみたら問題だらけだったのでしょう。それでも、制度を作ったのはよいことですし、それを改定したのもよいことだと思います。
拙速と言われようと現実に対応して、必要なら改める。そうした姿勢で仕事に臨みたいものです。
スピーチ作例
8月14日1
文字数:513文字
想定時間:1分42秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。