3月30日「消しゴム付き鉛筆の特許が取得された日」
3月30日は、アメリカのハイマン・リップマンが、消しゴムをニカワで鉛筆に固定させる「消しゴム付き鉛筆」の特許を取得した日です。1858年のことでした。
彼はデッサン中によく消しゴムをなくしており、何とかしたいと考えてこのアイデアを思いついたそうです。そしてこの特許を取り、当時の10万ドルという価格で売却しました。
消しゴム付き鉛筆は今でも世の中に残っている商品です。その派生である消しゴム付きのシャープペンシルも世の中には大量にあります。よく使うものを2つくっつけるだけでも商品として成立します。
世の中、こうした小さなアイデアが重要だったりするのかもしれません。
せっかく取得した特許ですが、1875年に合衆国最高裁判所は無効としました。2つの既知のものを組み合わせただけで、新たな用途がないというのが理由です。
ただ、消しゴム付きの鉛筆はこの世に残りましたし、また、既知のものを2つくっつける方法をハイマン法という呼び方も残りました。特許としては無効でしたが、有効なアイデアであることは事実だったのでしょう。
こうした既知のものをくっつける商品はいろいろとあります。ラジカセなどはその一例でしょう。テレビとビデオがくっついたテレビデオというものもありました。ボールペンとシャーペンがくっついた多機能ボールペンなどもあります。
既存のものを組み合わせてみる。新しいものを生み出すには、そうした視点も必要なのだと思います。
スピーチ作例
3月30日1
文字数:625文字
想定時間:2分5秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。