10月24日「マーガリンの日」
10月24日は「マーガリンの日」です。この日が、マーガリンの発明者イポリット・メージュ=ムーリエの誕生日であることに由来しています。
マーガリンは、子供の頃によく食べていました。家にはバターの代わりにマーガリンがあったからです。
そのため、バターをたっぷり塗ったパンを食べた時、滅茶苦茶美味しいと驚きました。
マーガリンは、1869年に、ナポレオン3世が軍用と民生用のために、バターの安価な代用品を募集したことが切っ掛けになっています。
この募集に対して、フランス人のイポリット・メージュ=ムーリエが、牛脂に牛乳などを加え硬化したものを考案しました。これは、オレオマーガリンと名付けられ、後に省略してマーガリンと呼ばれるようになりました。
さらに19世紀末に、ニッケル触媒を用いる水素添加反応が発見され、この反応で植物油が硬化することが見出されました。そして、20世紀に入ると、この硬化植物油を用いる合成マーガリンの製造が始められました。
第二次大戦中のアメリカでは、牛脂等の逼迫から合成マーガリンが本格的に製造されました。そして、戦後はマーガリンといえば普通これを指すようになりました。
現在のマーガリンは、バターの代用品の代用品だったわけです。そして、戦争が食材の進歩を促したわけです。
戦争の時に新しい技術がたくさん生まれる。激しい競争が生じている所にこそ、イノベーションがあるのかもしれません。
スピーチ作例
10月24日1
文字数:615文字
想定時間:2分3秒
想定時間は300文字1分の概算です。実際には、挨拶や身振りなども入るでしょうから、この時間よりも長くなるでしょう。